ヨウォンは今の状況がいやなら強い皇帝になれとワン・ソに声を荒げる。その頃、ワン・ウクの証言により、青海商団はすべてを失っていた。皇室に生まれた子どもたちが食うか食われるかの状況で生き延びてきたことを知ったワン・ソは、ワン執政を討ち、ともに進むべき道を歩もうとヨウォンに提案する。胸を打たれるヨウォン。
時は高麗初期。皇宮に不幸を招くという破軍星の下に生まれた皇子ワン・ソ(チャン・ヒョク)は皇宮を追われ、金剛山で育つ。ワン・ソの父、ワン・ゴンは権力争いの絶えない皇宮を建て直すため、ワン・ソを呼び戻すが、自身は何者かに暗殺されてしまう。王建暗殺の犯人を追って中原の開封(ケボン)にやって来たワン・ソはその地で渤海最後の王女、シンユルに出会う。5年後、ワン・ソは腹違いの姉であり、豪族ファンボ家を母に持つヨウォンと結婚していたが、今もワン・ゴン暗殺に隠された陰謀を追っていた。その頃、シンユルも青海商団を率いて高麗にやって来ていた。ワン・ソとの再会に胸をときめかせるシンユルだが、ワン・ソは彼女に気付かず、さらに彼が結婚していると知り、すっかり失望してしまう。一方、ワン・ソの妻ヨウォンは弟のワン・ウクを次期皇帝の座に就けるべく、密かに陰謀を巡らせていた。その先には死んだワン・ゴンの従弟で皇宮の支配者、ワン・シンニョムの姿があった。
2015年/韓国/MBC/全35話/日本語字幕版
監督:ソン・ヒョンソク 脚本:クォン・インチャン
キャスト:チャン・ヒョク、オ・ヨンソ、イ・ハニ、イム・ジュファン、リュ・スンス