チョンジュンとボンリョンの婚礼の儀の最中、財宝を積んだ船が爆破され大騒ぎに。ギョンは謀反の首謀者とみなされ、ビョンウンを責めたチョンジュンまでも囚われの身となるが、すべてはキム一族の仕組んだ陰謀だった。だが、機転を利かせたボンリョンによってチョンジュンは逃亡。さらに彼女は、犯人を目撃した証人になるとチョンジュンに語るが…。

父を殺され山で易学の修行をしていたチョンジュンは生まれ変わって都に出てくるが、そこで調子のいい男ヨン・パルヨンと知り合う。その頃、病に倒れた父の哲宗を見舞い、複雑な想いに捉われるボンリョン。彼女はキム一族から次の国王を見つけるように命令される。一方、チョンジュンはパルヨンに誘われ訪れた賭場で、派手に遊ぶ興宣君と出会う…。

キム一族の権力を誇示するため、水辺に米や銭を投げる儀式が行われる。銭欲しさに水に飛び込んだ赤導師が捕らわれるが、それを助けたチョンジュンの言動を民衆たちは拍手で喝采する。一方、時期国王の人材を探すボンリョンは、ミン・ジャヨンという少女にその素質があることを見抜いていた。そんな中、興宣君がチョンジュンのもとを訪れるが…。

遊郭で再会したボンリョンに冷たい言葉を吐くチョンジュン。だが、ボンリョンは彼が無事でいたことを密かに感謝するのだった。そんな中、朝廷での権力を握る趙大妃も時期国王選びに介入し、イ・ハジョンを哲宗に紹介する。一方、ボンリョンはジャヨンを捜すために遊郭に潜入することを計画し、そのためにジャグンの愛妾ナハプに接近するが…。

チョンジュンは王宮に呼ばれ、国王となる人材について占うよう命じられる。一方で彼は町で占いを続けるが、以前に占った学士のソンジンについてパルヨンから悪い噂を聞いていた。妹を遊郭で働かせて遊び呆けるソンジンはまたも科挙に落ち、やけを起こしてチョンジュンを訪ねてくる。そんな彼にチョンジュンは今後20年間凶運が続くと宣言し…。

ソンジンに首を絞められたボンリョンを助けたチョンジュン。2人は過去のわだかまりを解き、少し歩みよる。そんな中、子供たちを預かる施設がジャグンによって撤去の危機に。助けを求めるジャヨンの話を聞いたチョンジュンは、王族へ手紙を出して撤去中止を訴えるが…。そんな折、興宣君が現れ、王への取り次ぎをする見返りにあることを提案する。

チョンジュンは占いの腕試しの場でハジョンの運命を占い、一番を勝ち取る。ハジョンは賞金を与えようとするが、チョンジュンが望むのは王様との約束だけだった。後日、興宣君よりチョンジュンに書状が与えられる。ところがキム一族は国王の意向を無視し、施設は結局取り壊されることに。現場に駆けつけたチョンジュンを襲ったのは因縁の相手だった。

ビョンウンの手下となったインギュに襲われ、チョンジュンは囚われの身となってしまう。謀反に加担したとの自白書を書くよう強要され、激しい拷問を受けるチョンジュン。それでも屈しない彼に手を焼いたインギュは、ボンリョンを利用して自白を得ようと画策。ボンリョンはインギュの依頼にある条件を出し、獄中のチョンジュンに会いに行くが…。

ジャグンは時期国王に自分たちの都合のいい人物を立てるため、国王候補のハジョンを陥れようとしていた。彼とビョンウンは興宣君を呼び出し、ハジョンを逆臣として告発するよう強要する。そんな中、ボンリョンの手配によって月食の闇夜の中、からくも逃げ出したチョンジュン。後日、彼はキム家の集まりに突如現れ、意外な言葉を口にするが…。

キム一族の集まりで興宣君の息子イ・ジェファンが次期国王だと公言したチョンジュン。趙大妃はボンリョンから報告を聞くと、哲宗とともにチョンジュンを朝廷に呼び出す。チョンジュンは王様を永遠に守ると申し入れ、それに対して哲宗は家で謹慎するよう命令する。一方、興宣君は、チョンジュンの言葉を受けキム一族の前で苦しい立場に追いやられるが…。

インギュによって監禁されてしまったボンリョンは、隙を見て逃走。一方、チョンジュンの予言に面目を潰され、彼を殺そうとしたハジョン。だが、逆にチョンジュンに言いくるめられ、用心棒のヨン・チソンを使いインギュから謀反に関する自白書を奪うことに成功する。そんな中、保身を図る興宣君はチョンジュンを山に呼び出し、暗殺しようとするが…。

興宣君の銃弾を受けたボンリョンは崖から転落して行方不明に。捜し回って倒れたチョンジュンは山中で救助される。皆がボンリョンの行方を捜す中、彼女は見知らぬ場所でようやく目を覚ます。彼女を助けたのは、母バンダルだった。一方、傷が癒えたチョンジュンはジャグンのもう一人の息子キム・ビョンハクに近づき、法外な金を要求するが…。

ボンリョンの行方を心配した哲宗は、禁軍に命じて彼女を捜索。折しもバンダルは、治療を受けさせるためにボンリョンを城門まで連れて行くが、キム一族の私兵に襲撃される。チョンジュンの助けによりボンリョンは保護されるも、混乱の最中、バンダルとはぐれてしまう。そんな中、興宣君はボンリョンの命を狙ったとして囚われの身になってしまい…。

ボンリョンの命を狙ったとして興宣君は処罰されそうになるが、チョンジュンの機転で九死に一生を得る。その後でチョンジュンは哲宗から、ボンリョンとの身分の違いを忘れぬようにと釘を刺される。そんな中、要職に就くことになったハジョンから、運勢を診てほしいと伝えられたチョンジュン。だが、その鑑定を聞いたハジョンは複雑な思いに駆られる…。

ハジョンはキム一族を打ち倒す機会をうかがっていた。そんな時、興宣君とともにキム一族の悪事を示す証拠を入手し、ビョンウンを告発する。一方、インギュの所から逃げ、チョンジュンと喜びの再会を果たしたマンソク。彼からボンリョンが父を救おうとしていたと聞いたチョンジュンは、ボンリョンを誤解していたことに気づき、彼女に会いに行く…。

チョンジュンのもとを訪れ、珍しい懐中時計を彼に贈るボンリョン。彼女は、ビョンウンが囚われの身になったにもかかわらずキム一族が平然としていることをチョンジュンに伝える。一連の動きに不審なものを感じるチョンジュンは、事件の裏を探るために動き出す。その結果、ビョンウンが興宣君を欺くよう県監に指示したことを突き止めるが…。

朝廷での尋問の場でビョンウンは、ハジョンが他の軍人らと謀反を画策していたと主張する。興宣君も危うい立場になるが、そこにチョンジュンが現れる。彼は県監の家で見つけた手紙と扇子から、事件の黒幕はキム一族であると暴く。キム一族は証拠がないとそれを突っぱねるが、興宣君は処罰を免れ、ハジョンは不幸にも流刑地に送られてしまい…。

ハジョンの用心棒だったチソンは主君の恨みを晴らすため、ビョンウンとビョンハクの命を狙う。その頃、王宮でも大妃がハジョンの死を嘆いていた。そこに参内した興宣君親子とチョンジュン。ジェファンは真摯な気持ちで大妃を慰め、彼女の心を掴むが…。一方、ついにバンダルを見つけたチョンジュン。喜ぶボンリョンは、父・哲宗とともに母を訪ねる。

チソンはビョンウンの屋敷に忍び込み彼に傷を負わせるも、自分も毒刀で負傷してしまう。折しもボンリョンを訪ねてジャヨンが姿を現した。ボンリョンはジャヨンとともにチソンを匿い、傷の手当をする。気が付いたチソンはそこにいたチョンジュンに斬りかかるが、彼から己の運命を告げられ…。そんな中、チョンジュンはマンソクから意外なものを渡される。

大妃はソンジンが連れてきたヨンウン君に亡きハジョンの面影を見つけて歓迎し、次期国王にすると宣言。その場にいたチョンジュンとボンリョン、興宣君は大きな衝撃を受ける。とりわけ興宣君は、ヨンウン君の出自に疑問を抱く。そんな中、ボンリョンはインギュの監視下にいながも、夢の中でチョンジュンと一緒に過ごし、幸せな気分に浸るのだった。

哲宗の前で、自分は王様の甥だと言うヨンウン君。哲宗は彼の言葉に違和感を抱きつつ、ソンジンとチョンジュンに対して国運を問う。するとソンジンは太平の世が訪れると答えるが、チョンジュンは疫病がはびこると予言。それを立証するかのように、貧村では病に倒れる者が続出。ジャヨンは子供たちを救うため、ボンリョンに助けを求めに来て…。

疫病が蔓延する中、チョンジュンは私財を投じて薬を手配し、患者たちがいる診療所に届ける。一方、ソンジンは、疫病を広めたのはチョンジュンだと告発し、ビョンウンは疫病患者を城門から追い出すよう哲宗に提案。突然拘束され、ビョンウンのもとへ連行されたチョンジュン。するとビョンウンはソンジンを殺害し、チョンジュンにある駆け引きを持ち出す。

ビョンハクとナハプの前でキム一族の今後について占うチョンジュン。彼は、興宣君の存在をほのめかしながら正しい選択をするように伝える。そんな中、疫病患者が城門の外に追放される期限が迫っていた。ついにインギュ率いる部隊がチョンジュンを捕らえようとするが、それをチソンが阻止。そこに、広大な土地を手に入れたパルヨンが姿を現して…。

ボンリョンの結婚を進めようとする大妃。ボンリョンはチョンジュンと結婚したい旨を伝えるも、大妃に拒絶される。そんな中、チョンジュンはビョンウンの屋敷からボンリョンを連れ出そうと考えるが、チソンに止められる。一方でヨンウン君に不信感を抱くボンリョンは、チョンジュンとともに彼の屋敷を訪問。ヨンウン君の出自が怪しいと睨むが…。

哲宗からボンリョンを生涯守るよう王命を下されたチョンジュン。折しもキム一族の屋敷ではボンリョンがヨンウン君の正体を暴き、それを口外しないことを条件に屋敷を出ることを許される。だが、追ってきたインギュともみ合いになり、銃で彼に怪我を負わせてしまう。チョンジュンとともに逃走したボンリョンは、ついに彼と一緒に生活を始めるが…。

国政を興宣君に譲るよう、チョンジュンから進言されたジャグン。彼は興宣君暗殺を企むビョンウンを必死で止めるのだった。そんな中、哲宗の夢を見て彼の崩御を悟ったボンリョン。王宮では大妃が家臣たちを集めると、皆の前でジェファンを国王にすると宣言。キム一族の権力が挫かれる中で、やがてジェファンは第26代王高宗として即位するが…。

ジェファンが国王の座に就くと興宣君も興宣大院君となり、朝廷での発言権も許されるようになる。その頃、フランス人神父ベルヌーと知り合ったチョンジュンは、彼を匿う代わりに西洋の知識を伝授してもらうことに。やがて、チョンジュンはかつての患者収容施設を「三田渡場」と名付け新たな時代に備えることにするが、そこに大院君が現れて…。

結婚し、幸せな日々を送るチョンジュンとボンリョン。一方、大院君はキム一族に招かれた席で彼らを牽制。さらに有力者の富の温床だった書院の撤廃を目指し、反対する大妃を威圧。大妃はついに彼が本性を現したと警戒する。その頃、豪商イ・ドギュンに呼ばれたチョンジュン。ドギュンは自分の息子が三田渡場で救われた恩を忘れないと彼に打ち明け…。

密かに三田渡場を偵察に行った大院君は、チョンジュンが民から信頼され、「王様」と呼ばれているのを見て衝撃を受ける。警戒心を強めた彼はチョンジュンを酒の席に招待し、施設を閉鎖するよう暗にほのめかす。その帰り、大院君の手下に襲われたチョンジュン。同じ頃、インギュ率いる一団が三田渡場を襲撃し、チョンジュンとボンリョンは離れ離れに…。

宣教師たちに混じって3年ぶりに故国に戻ったチョンジュン。早速、仲間のもとに急ぐと、パルヨンやマンソクは涙を流して喜ぶ。彼が気になるのは、記憶を失い大院君の監視下に置かれているボンリョンのことだった。一方、大妃は高宗の王妃選びを急がせようとしていた。それを知ったチョンジュンはジャヨンに会い、彼女を王妃にしようと画策していく。