シング製薬からなくなった薬を、娘のジウが持っていたことに驚くチャ博士。そしてソンジュの書いた小説をきっかけに夫婦仲を取り戻したジチョルは、新しい家でパーティーを開き幸せな時間を過ごす。そこへ、ジチョルが薬を服用していることを知ったチャ博士が現れ…。

薬をのみ続けると死に至るという事実を突きつけられたジチョル。ある日、子供が窓から落ちそうな場面に遭遇し、残り少ない薬を使って助けるが、その夜、激しい副作用に襲われるのだった。人助けのニュースを見たチュ代表は、ジチョルの驚異的な力を不審に思い始める。

チン・サングはジチョルが試合中に薬を服用している映像をボクシング協会に提出する。その頃チョン代表は、毒性に強いジチョルを研究の対象にしたいと考えていた。そしてジチョルは、もう薬は飲まないと心に決めるが、ドーピング検査の結果が出て…。

試合でカン・サンムンを意識不明の状態に追いやったジチョルは、水筒に無断で薬を入れた人物に怒りを覚える。しかしミヌは、狂気に満ちたジチョルの試合を見て、昔の憧れを思い出した。そんな中、ジチョルが治験に参加していたことを知ったジウは、彼を呼び出す。

サンムンが昏睡状態に陥り、ジチョルは自分のせいだと責め続ける。そんなジチョルに格闘技をやめてほしいと涙で訴えるソンジュ。一方、薬が完成したら自首するつもりだというチャ博士の考えを知ったチョン代表は、部下のキム研究員に、彼を処理するよう命ずる。

サンウから、ジチョルの薬の服用を聞かされたミヌは、11年前の八百長試合も、すべてチュ代表の仕業だったことを知る。一方、シング製薬の治験者となり潜入捜査をしているイ刑事は、チャ博士のパソコンから、亡くなったヨンウの衝撃的な映像を発見する。

サンウが目の前でひき逃げされ、ジチョルは呆然としたまま帰宅するが、何も話さない夫にソンジュは寂しさを募らせる。一方、父親を疑い始めたジウは、チャ博士の車にＧＰＳを取り付ける。そんな中チョン代表は、下校中のヨンソンを待ち伏せし、車に連れ込むが…。

ダンスの練習中に倒れたヨンソンは、病院で筋無力症の判断を受ける。そしてジチョルは、自分の遺伝のせいだとショックを受ける。一方、シング製薬が事件に関与していたことが明らかになり、雲隠れ中の父親のもとに向かったジウは、そこでパク室長に襲われる。

チャ博士の新薬の開発に協力するため、ジチョルはシング製薬を訪れる。しかし、薬の完成が難しいことを知ったチョン代表は、自らシング製薬を内部告発する。そんな中チュ代表は、次のミヌとの試合で必ずジチョルに薬を飲ませろとヨンデに大金を渡す。

ヨンソンとソンジュは病室で、ミヌとジチョルの因縁の対決を見守った。すると試合直後、ヨンソンの病状が急激に悪化する。急いで病室に駆けつけたジチョルは、ヨンソンのために肝臓移植の手術をすることを決意するが、ヨンデは最後まで止めようとする。

両親を死に追いやったコサングループの会長テ・ビョンチャンに復讐すべく、新聞記者から検事となったチャ・ウヒョク。コサングループの法務チーム長として働くことが決まり、検察を去る日を控えたある夜、ウヒョクはテ会長の娘で弁護士のテ・ユラに招かれて一家の食事会に参加する。そこにはテ会長の次男テ・ミノの妻ハン・ジョンウォンの姿が…。

ウヒョクはテ会長を逮捕するための証拠を持っているという男リッキーと会う。ところが、リッキーが何者かに連れ去られ、証拠品もすべて奪われてしまう。そんな中、テ会長とミノを乗せたヘリが墜落する事故が発生。テ会長は重体となり、ミノの生死もわからず捜索が続いていた。一方、テ会長の妻シン・ヒョンスクは密かに高笑いをするが…。

ヘリ墜落事故で死んだと思われていたミノが傷一つない姿で戻ってくる。絶望のあまり涙を流すジョンウォンにウヒョクはキスをする。そんな２人を目撃したミノは、仲睦まじくジョンウォンの手を握り報道陣の取材に応じるが、駐車場では彼女に激しい暴力をふるうのだった。その夜、ミノがテ会長の執務室で刺殺体となって発見され、捜査が始まるが…。

1年前――。ウヒョクとジョンウォンは最悪の出会いの後、ユラが主催する食事会で再会。ジョンウォンは記者時代のウヒョクが書いたゴシップ記事が原因でミノと結婚する羽目になったことを思い出し、彼に嫌悪感を抱く。その後、女優復帰に向け、役作りのために検察に潜入していたジョンウォンは、そこで暴漢に襲われたところをウヒョクに助けられ…。

病院に運ばれたジョンウォンに付き添うウヒョク。２人が親しく話していると、そこへミノが現れる。ウヒョクは、ミノの異様な態度とジョンウォンの表情に違和感を覚える。ミノはジョンウォンに日常的に暴力を振るい、彼女を深く傷つけていたー。ジョンウォンの参考人聴取を終えたウヒョクは、ユラから自分の家族を疑うなとたてつかれるが…。

ウヒョクはヒョンスクや長男のテ・スホ、その妻のナ・ヨンウンのアリバイを確認するためにテ会長の屋敷を訪問。そして最後にジョンウォンのもとを訪れ、憔悴した彼女を抱き寄せる。一方、ヒョンスクはミノの司法解剖が終わったのを機に死を世間に公表するよう命じ、葬儀を執り行う。そんな中、ウヒョクは昏睡状態のテ会長の病室に向かうが…。

ミノ殺害の容疑者としてスホが逮捕される。ニュースを聞いたヒョンスクは検事総長に連絡を入れ、即座に根回しを開始。さらに、真相が明らかになるまでミノの葬儀を延期するとマスコミに発表する。一方、ウヒョクはスホの取り調べを担当。ミノとの血縁関係を指摘し恨んでいたのかと問い詰めると、スホの口から思いがけない衝撃の真実が飛び出し…。

ジョンウォンはテ会長の屋敷を出ることを決意し、親友のホン・ミソンの家に住むことに。一方、ヒョンスクの働きかけで逮捕令状が却下され釈放されたスホは、マスコミの前でミノの殺害を否定する。捜査が進展しない中、ジョンウォンから連絡を受けたウヒョクは、彼女のもとへ駆けつける。小旅行に出かけた２人は、つかの間の幸せな時間を過ごす。

ジョンウォンの妊娠を知ったウヒョクは驚くが、ジョンウォンには何も聞けずにいた。ジョンウォンもまた秘密を誰にも明かせず苦しむが、ヒョンスクによって強引に屋敷に連れ戻されてしまう。ヒョンスクは役員を招集し、ニセの遺言状を出しスホを後継者にすると発表。同じ頃、ウヒョクはミノの部下ウ室長のもとを訪れ、リッキーと遭遇するが…。

捜査が難航する中、スホが捨てた靴からミノの血液反応が出たため、ウヒョクは再びスホの身柄を拘束して取り調べを行う。その頃、ヨンウンは検察の家宅捜索でミノのUSBメモリが押収されたことに焦りを感じ、取り戻して欲しいとヒョンスクに頼む。一方、ミソンと食事をしていたジョンウォンは、ウヒョクと幸せに暮らして欲しいと言われるが…。

USBメモリの内容に衝撃を受けたウヒョクは、すぐさまジョンウォンに会いに行き彼女を強く抱きしめ愛してると伝える。ちょうど同じ頃、スホが投身自殺を図り、緊急手術が行われる。病院に駆け付けたヒョンスクは、スホを追い詰めたウヒョクへの復讐を誓う。ウヒョクはスホの自殺未遂の責任を問われ事件の担当を外されるが、捜査を続け…。

ヨンウンのもとを訪れたウヒョクは、USBメモリの内容について追及。すると彼女からミノとの衝撃的な関係を明かされる。一方ユラは、ヒョンスクがウヒョクに復讐しようとしていると知り、彼を守るためにコサングループの法務チームで働き始める。しかし、すでにウヒョクを始末するように命令が出たと聞き、慌ててヒョンスクに会いに行くが…。

ヒョンスクの手下に襲われ、重傷を負ったウヒョク。ユラは救急センターに駆け付けるが、先に見舞いに来ていたジョンウォンとウヒョクの様子を見て２人の関係に気づき、大きなショックを受ける。そんな中、ヨンウンの証言を思い出したユラは、ミノ殺害に関してジョンウォンへ疑いの目を向け始める。一方、ヨンウンはヒョンスクにスホと離婚したいと話すが…。

ミノの通話記録から最後に話した相手がジョンウォンだと判明。そんな中、ユラは入院中のスホにミノと何があったのか尋ねる。さらに病院でジョンウォンを待ち伏せし、ともにウヒョクの病室を訪れると、本心を隠して２人の様子を窺う。その時、ユラにテ会長の意識が戻ったという連絡が入り…。退院したウヒョクは、自宅でジョンウォンの手紙を発見する。

ジョンウォンとウ室長が密会しているところを目撃したウヒョク。ひとりになったウ室長へ理由を問いただすが、耐えがたい事実なら知らないほうがいいと告げられ言葉を失う。その様子を見ていたジョンウォンは、無言でその場を去り…。一方、スホは真実を話すと言い、ウヒョクを病室に呼び出す。スホがウヒョクに語った兄弟関係は思いがけないものだった。

テ会長が目覚めたものの、ウヒョクを父のチャ・ソンフンと呼ぶなど脳の損傷で意識障害を発症していた。ヒョンスクは理事会でテ会長の状況を報告し、コサングループでの地位を確立する。そんな中、ヒョンスクが何者かに連れ去られる。その男は、以前運転手をしていたリッキーだった。彼から３０年前の事件に関するある取り引きを持ちかけられ…。

ユラはジョンウォンがミノ殺害の犯人だという疑いを強め、ウヒョクの前から去れと言い放つが、ジョンウォンはそれを拒む。その後ウヒョクのために手料理を振る舞い友人たちとともに楽しい時間を過ごすが、実はひとりで去る準備を進めていたのだった。一方、ヨンウンから別れを切り出されたスホは、ヒョンスクへ離婚の意思を伝えるも、今は耐えろと諭され…。

突然、会長を引き継ぐと言い出したスホの意向でミノの追悼式が開かれ、スホは参列者の前でグループを率いていくと宣言する。そこへ招かれざるテ会長が現れ、恐ろしい剣幕でスホらに詰め寄るが、突如、意識障害を発症してしまう。そんな中、ヘリ事件に関与するチョ・ソンヒが発見される。彼女が監禁されていたと知ったウヒョクは黒幕の存在を疑う。

ジョンウォンのもとにユラが突然押しかけてくる。激しく言い争った後、ジョンウォンはお腹を押さえて意識を失ってしまう。そこへ急いで駆け付けたウヒョクに、ユラは、彼女に利用されているだけだと忠告。ところが、愛しているから構わないという思いがけない返答にユラは傷つく。ウヒョクは捜査班に潜むスパイを利用し、黒幕を暴こうとするが…。

ソンヒの供述でシン理事が黒幕である可能性が浮上する。すぐにウヒョクらはシン理事の元へ向かうが、そこには彼の姿はなかった。ヒョンスクはマスコミに保険金を狙ったソンヒの単独犯だと発表させ、捜査に圧力をかける。その行動にウヒョクは思わず怒りを露わにする。そんな中、ジョンウォンは密かに国外に発つことを決心していたが…。