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コンスタン魔術学院に入学した阿九斗は、健康診断でその適正を「魔王」と診断される。
魔王と診断された阿九斗は、周りの誤解を解こうとするが、全てが裏目に出てしまい…。
風紀委員に申し込む阿九斗だったが、その職務は風紀を乱す者の討伐というものだった。
阿九斗は、死人も出たことがあると噂される精神修養房で修行することになり…。
けーながばら撒いた地図のお宝を目指して学院内は大混乱し、負傷者が続出してしまう。
阿九斗は、絢子たちと一緒に臨海学校を満喫し、絢子といい雰囲気になりかけるが…。
ヒロシの故郷には、魔王が復活するとき、魔王を倒す勇者が現れるという伝説があり…。
絢子は、ころねから実家で阿九斗と見合いをするように勧められるのだが…。
阿九斗のことを意識している絢子は、理由をつけて阿九斗を伊賀の里に誘うのだが…。
照屋栄子指揮下の政府軍が集結し、魔王討伐のために破城槌作戦が開始される。
けーなを守るために神殺しを決意した阿九斗はピーターハウゼンと共に飛び立つが…。
魔王という反逆の物語を終わりにするため、阿九斗は自らの命をかけて神と対決する!
将来「魔王」になると予言された「善良な」主人公。いつか社会の役に立てるよう「大司祭」になることを目指し、コンスタン魔術学院にやってきた。本人はいたって真面目なつもりだが、やることなすこと裏目に出て、周囲から魔王だと恐れられることに。
阿九斗になついている落ちこぼれの天然少女。魔法は苦手だが、空を飛ぶことと姿を消すことはできる。ただし着ている服は消せないので、全裸になってからでないと完全に消えることはできない。持ち前の行動力と不思議な言動で、周囲をまきこむ大騒動を引き起こす。お米が大好き。
阿九斗と同じ1年A組のクラス委員長。一途で純真な女の子にして、伊賀出身の忍者娘。阿九斗の理想に共感し、友情の契りを交わしているが、彼の“傍から見たら魔王としか見えない行動”に誤解し、傷つき、振り回され続けている。生粋のスハラ教信者の証であるふんどしを着用。
阿九斗の監視と護衛を行うために学院が政府に依頼し、派遣されてきたリラダン(人造人間)。口数が少なく、感情を表に出さない性格だが、阿九斗をからかうことは楽しんでいるようである。ポシェットから秘密な道具を取り出し使用する。おしりの尻尾を引っ張られると機能停止してしまう。
コンスタン魔術学院女子寮の寮長。学院一の美貌を誇るマドンナで、生徒、教職員からの信頼も厚い。その正体は生徒たちを裏から支配する黒魔術師で、魔術薬に精通する。阿九斗の力に目を付け、彼を自分の支配下に置こうと画策しているが…。
コンスタン魔術学院の生徒会長。小さな身体、幼い容姿で、まるで少年のように見えるが立派な最上級生。自分のことを「ボク」というのが特徴で、トレードマークはその小粋な帽子。喧嘩っ早い武闘派で、「小さい」と言われると切れてしまう。