ガラスの仮面
1984 TV（アニメ） 全23話 【コミック原作／ドラマ/青春】
ガラスのようにもろくこわれやすい仮面
人は素顔を隠してそれをかぶる
人気少女マンガを原作にした1984年度版TVアニメ。不慮の事故により一線を退いた大女優・月影千草に女優の資質を見出された北島マヤは劇団つきかげに入団。月影が演じた「紅天女」を目指し、マヤは厳しいレッスンを受けることとなる。一方劇団オンディーヌが誇る天才少女・姫川亜弓も「紅天女」の座を狙っていた…。
美内すずえ原作によるコミックで、本作はその初の映像化作品でもある。女優を夢見る少女は、数々の困難を乗り越えて伝説の舞台「紅天女」の主役を目指す。ヒロインの不幸な境遇、花咲くラブロマンスやライバルとのせめぎ合いも見逃せないが、最大の見せ場は、主人公の芝居に対する意気込みの凄さであろう。極限まで自分を追い込み、演じることにのめり込んでいくヒロインの姿には魂が揺さぶられること必至。最終回である第23話はヒロインの師匠の視点から物語を振り返る構成で、最初にこちらで予習して本編を鑑賞するのもよいだろう。OP映像は、名アニメーターとして名高い荒木伸吾＆姫野美智コンビの作画によるもの。（アニメライター：川田鉄男）
1話ずつ
