登場キャラクター紹介
二十面相の娘
チコ（美甘千津子）
資産家である美甘家に生まれるが、父母を亡くし叔父叔母に育てられる。その資産を狙った叔母に毒入りの食事を食べさせられ続ける。家庭内で孤立し、心を塞ぎこめていくチコを救ったのは、怪人“二十面相”だった。
二十面相
その本当の顔、名前は誰も知らない怪盗。「本当に美しいもの」のみに興味を引かれる怪盗で、美しい心を持つ少女チコを彼女の叔母、淑恵から奪い去る。そこには別の意図と、彼自身の目的があるようなのだが…。
ケン
二十面相にあこがれる一味の少年。新たに加わったチコに対して兄貴分であろうとする。二十面相の仲間の中ではチコがくるまで最年少であり、ムードメーカー的な役割を担っていた。ナイフが得意。
小糸春華
チコのクラスメートで、財閥のおてんば令嬢。勝気で行動的。最初はチコに反感を持っていたが、やがて親しくなり、チコやトメと「少女探偵団」を結成する。
トメ
美甘家のお手伝いさんで、チコのことをいつも優しく見守っている。意外にグラマラスで、母姓愛に満ちた素敵な女性。
船長
二十面相の一味の中では重鎮とも言える存在。口は悪いが、ケンやチコら、幼い者たちのことを優しく気遣ってくれている。
虎
鋭い牙と爪を持つ怪人。闇の世界で名を上げている二十面相を憎み、付け狙う。二十面相の持つ宝を狙っているのか、嫉妬なのかは不明。ただこの異形の怪人は二十面相とチコのその後に大きな影響を及ぽすこととなる。
明智
仲間を失い傷心するチコのもとに現れた、優しい眼をした探偵。乱歩の小説でも有名な探偵だが、本作では、まだ新進気鋭という設定。
白髪鬼
冷たく美しい風貌を持った、謎の怪人物。二十面相とチコに対し、異様な執念で迫ってくる。特殊な身体能力を持ち、催眠術を操る。
香山 望
大戦中の“負の遺産”である人体改造兵器の研究を執念で続ける女性科学者。人間タンクを率い、また自らの肉体をも改造している。
教授
二十面相の若き時代の師匠。水の第四形態と人体改造兵器の両方について、二十面相と決別後も、独自に研究を進める。MとQという強力な手下を率いて、チコと二十面相に挑戦してくる。
(C)小原愼司・メディアファクトリー／「二十面相の娘」製作委員会
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