操縦機である腕時計に声紋がコーディングされた、ジャイアント・ロボを操縦できる唯一の少年。地上最強の兵器・ロボと共に、弱冠12歳の身で国際警察機構に参加。それは彼を守るため、国際警察機構はどんな犠牲も覚悟しなければならない諸刃の剣を持つことであった。
18歳。 国際警察機構・北京支部所属のテレポーテーション(瞬間移動)能力を有したエキスパート。しかし、その能力を使うことは自身の生命を縮めてしまう危険も内包している。「バシュタールの惨劇」の生存者のひとりで、胸元に父の形見のペンダントをつけている。
国際警察機構・北京支部のエキスパート。25歳。中国武術の気功旋風が得意技で、その巨体と怪力も武器にしているが、猪突猛進型で少々慌て者。12歳のときにすでに人を殺した過去を持ち、それをきっかけに国際警察機構に参加。銀鈴に一方的に恋心を抱いている。
国際警察機構・梁山箔・九大天王のひとりで、北京支部のリーダー的存在のエキスパート。27歳。中国武術・噴射拳の達人で、神行法の術を使いマッハのスピードで走る。酒好きで、手に持っている瓢箪にはいつも酒が入っている。青面獣の楊志は彼の妻。
国際警察機構・北京支部の科学主任。26歳。コードネームは「智多星の呉用」。沈着冷静に物事を推論し、頭脳のエキスパートとして中条長官の右腕的存在。常に持っている鉄扇子を武器やガードとして使うこともある。「バシュタールの惨劇」の生存者のひとり。
国際警察機構・北京支部の支部長にして梁山箔・九大天王のひとり。45歳。強大な必殺技「ビッグバン・パンチ」は、命と引き換えに撃たれる禁断の技ゆえにそれを見た者はいない。めったに感情を表に出さないことからも「静かなる中条」と呼ばれている。
国際警察機構・北京支部の客員エキスパートである高僧。体中に隠し持つ御札による仙術を得意とし、また種種の動物に変身することもできる。実はBF団十傑集のリーダー・混世魔王樊瑞は兄弟子で、樊瑞を山に返す勅命を、師匠の二仙人の羅真人から受けている。
国際警察機構・北京支部のエキスパート。全身青色の肌をした女豪傑である。棒術を得意とし、鉄牛に勝るとも劣らない怪力の持主。口は悪いが、にじみでる人の良さで姐御肌として周りからは頼られている。同様の性格の戴宗は彼女の伴侶。
国際警察機構パリ支部所属のエキスパート。27歳。一匹狼的な存在で、変幻自在の変装能力を持つ。冷徹にすら見えるその態度は、不死身の体質ゆえに人を近づけない性格から来ている。本人曰く「幸せのためなら何度でも死ねる」。実は銀鈴とは……?
国際警察機構の総本山・梁山箔所属のエキスパート。いくぶん俗っぽい性格だが、その能力は戴宗に匹敵するほどで、特に秘技「追魂奪命剣」は、天文学的な数の矢を作り出し敵を翻弄する。 鎮三山の黄信とは、共にかつての九大天王・霹靂火の秦明に師事した間柄。
国際警察機構・梁山箔所属のエキスパート。大地を裂くことも可能な剣術を得意とする。かつての九大天王・霹靂火の秦明の戦死後、花栄・黄信・戴宗の3人が新たな九大天王の候補として名が挙がったが、花栄と黄信はこれを固辞したとの逸話が残っている。
10年前、バシュタールの研究所でシズマ博士らとともに新エネルギーシステムの開発にいそしんでいたが、完成間近、半狂乱となりシステムを暴走させた結果「バシュタールの惨劇」を引き起こし、世界の破壊者として語られることになる。しかし、その真相は……?
本名シズマ・ド・モンタルバン・世。シズマドライブの開発者としてノーベル科学賞を受賞した、世界に名の知れた科学者。BF団に他の開発科学者とともに拉致されていたが、3本のアンチ・シズマドライブのサンプル管のうち1本を奪取して逃走。
大作の父親で、元国際警察機構の兵器開発部長官だったが、BF団の「GR計画」に加担、陸戦用のGR-1(ジャイアント・ロボ)、海戦用のGR-2、空戦用のGR-3を建造。しかしその目的を知り、死の間際にGR-1の操縦機に息子・大作の声紋をエンコード。
BF団のA級エージェント。10代にBF団に入団、アンチ・シズマドライブを導入した功績により、「地球静止作戦」のリーダーに任命される。強力なアンチ・シズマフィールドを作り出す究極兵器・大怪球フォーグラーを建造、地球を真の闇に包み込もうと策謀。
BF団超A級エージェント・十傑集のひとりでヨーロッパ貴族の末裔。38歳。大気の流れを操り、弾丸のように相手にぶつける「衝撃波」という必殺技を持つ。「ドミノ作戦」遂行時、片目を奪われ、盟友・眩惑のセルバンテスを殺されて以来、戴宗を宿敵としている。
十傑集のリーダー。強力なパワーの仙術を得意とするが、温厚な面も持ち合わせている。BF団最高幹部・諸葛亮孔明や幻夜に対して不信感を抱いている。一清道人と同じ二仙人の羅真人が師であったが、世に憤するところあり、BF団に入団した経緯を持つ。
十傑集の最年長者で参謀役。BF団創成期よりの歴戦の雄。強力な念動力が武器で、鞄の中に仕込まれた大凧を自在に操ることができる。十傑集の初代リーダーであったが、最高幹部に就任した諸葛亮孔明に疑念を抱き、十傑集の結束を固めるためその地位を樊瑞に譲った。
BF団十傑集のひとり。「GR計画」のBF団の責任者であった。敵の精神に直接作用する心理攻撃を得意とする。十傑集の中で唯一オイルダラーという表社会での顔を持っている。「ドミノ作戦」時に戴宗に倒される。以降、十傑集は事実上9人の構成となっている。
BF団十傑集のひとり。道教を得意とし、手に持つ「命の鐘」を使った幻術で、死者のみならずあらゆる無生物にまで生命を宿すことができる。その術を応用して、ロボット操縦のテクニックにも秀でている。また逆に、すべての生命を元世に還すことも可能。