ロックバンド“ファイアーボンバー”のリードギターとボーカルを担当。後に民間協力隊“サウンドフォース”へ所属。生年月日以外の出自は謎に包まれている青年。愛機の「VF-19改」を駆って、戦場でもところ構わず自分の歌を披露する。そんな破天荒さとマイペースぶりで、周囲といさかいが絶えない。だが、歌への情熱と才能は本物で、人々の心を揺るがすほどの力がある。
ロックバンド“ファイアーボンバー”のボーカルとベースを担当。後に民間協力隊“サウンドフォース”へ所属し、「VF-11MAXL改」に搭乗。マックスとミリアの間に生まれた末娘。ミリアから見合いを勧められたガムリンと互いに好意を抱く間柄ながらも、バサラに対する想いとの間で揺れ動く。親友であるギャララシ(銀河毛長ネズミ)のグババとは、常に行動を共にしている。
ロックバンド“ファイアーボンバー”のリーダーで、キーボードを担当。後に民間協力隊“サウンドフォース”の隊長として、「VF-17T改」の前部に搭乗。暴走しがちなバサラや怒りっぽいミレーヌをフォローしたり、叱ったりする役回りが多い男性。かつては統合軍のエリート部隊に所属したエースパイロットだったが、自らの判断ミスで親友を死なせてしまったという過去を持つ。
ロックバンド“ファイアーボンバー”のドラムスを担当。後に民間協力隊“サウンドフォース”へ所属し、「VF-17T改」の後部に搭乗。感情を表に出すことは少ないゼントラーディ人のメルトラン(女性)。ドラムのスティックを携帯し、場所を選ばずリズムを取る。かつてはストリートファイトを繰り返していたが、幼いバサラの演奏を耳にして、音楽の道を歩むことを決意した。
統合軍の“ダイアモンドフォース”に所属するエリートパイロット。後に隊長となる。「VF-17D」などに搭乗。火星のHGウエルズシティに生まれ、学生時代はそのおでこの広さから「火星人」というあだなをつけられていた。真面目な性格で恋愛に関心をはらうことがなかったが、かつて教官だったミリアから娘のミレーヌとの見合いを勧められ、徐々に恋心を抱くようになる。
マクロス7艦隊の司令で、宇宙空母であるバトル7の艦長。通称「マックス」。元は地球統合軍のエースパイロットで、数々の伝説を残している。妻のミリアとの間には7人の子供をもうけ、ミレーヌはその末娘である。人類初の星間結婚を果たしたものの、現在の夫婦仲は冷め切っており、別居生活が続いている。自分の専用機「VF-22S」を駆って、自らも戦ったこともある。
統合軍の参謀として、マックスの片腕の役割を果たしているゼントラーディ人のゼントラン(男性)。かつては、ゼントラーディ軍の参謀を務めていたが離反して、戦後も新統合政府で復興に携わった。通常はバトル7から外に出ることはなく、ブリッジから顔だけを出している。戦闘能力は低いが、知能や記憶力に優れている。また、マックスが不在の時には艦長代理を務める。
居住艦であるシティ7の市長。マックスと人類初の星間結婚を果たしたゼントラーディ人のメルトラン(女性)。現在、夫のマックスとの夫婦仲は冷めきっており、別居状態が続いている。共に暮らしている末娘のミレーヌに対しては、典型的な教育ママでガムリンとの見合いを計画した。「VF-1J」や「VF-22S」の予備機で出撃することもあり、元エースの腕前を見せた。
バロータ軍総司令官。最大規模で、最強である生体兵器のエビルを器とするプロトデビルン。調査船団を指揮する統合軍のイワーノ・ギュンターに憑依し、船団のメンバーをマインドコントロールして配下とした。物事の判断能力や統率力に優れ、カリスマ性を持つ。スピリチアの無限供給を目的とした“スピリチア・ファーム・プロジェクト”を計画し、マクロス7などを襲う。
マクロス7所属の軍医である男性で、通称「Dr.千葉」。階級は中尉。かつてミンメイの歌が戦争を終結させたことに感激し、彼女の熱狂的なファンとなる。宇宙物理学、素粒子物理学、気功など幅広いジャンルを研究し、歌の力についての理論構築に励んでいる。軍医の域を超えた天才的な才能の持ち主だが、温厚な性格でバサラたちにとっては軍内部における数少ない理解者である。
バトル7のブリッジオペレーターギャルズの1人で、主にパイロット管制を担当する女性。階級は少尉。木星軌道上にある衛星都市のホワイト・フローラ生まれで、明るい性格。隣の席に座っているサリーと仲がよく、プライベートを一緒に過ごすことも多い。実戦経験のなさから管制ミスを犯すも、「可愛いから」という理由でパイロットたちから許してもらえるほど人気が高い。
バトル7のブリッジオペレーターギャルズの1人で、主に館内管制と情報分析を担当する女性。階級は少尉。月面住居区画のムーンリバーサイド・シティ生まれで、大人びた雰囲気を持つ。美穂と仲がよく、プライベートを一緒に過ごすことも多い。実戦経験のなさから多少の失敗はあるものの、要領がよいためにミスをしても色気でカバーするという器用さを持ち併せている。
バトル7のブリッジオペレーターギャルズの1人で、主に艦外の情報収集を担当する女性。階級は少尉。海王星移住区画のグランド・サヴォイ生まれで、学者顔負けの博識の持ち主。統合宇宙軍士官学校の航空情報分析科を卒業し、美穂やサリーの同僚として、バトル7でブリッジオペレーターの軍務に就いた。“サウンドフォース”が出撃する際には、Dr.千葉と座席を交代する。
ミリアの秘書兼ボディガードを務める男性。ミリアからミレーヌのお目付役を命じられてからは、彼女を監視するべくシティ7の内外をいつも走り回っている。眼鏡の奥にある目つきは鋭く、本人は尾行のプロを主張するが、その巨体が災いして失敗も多くてミレーヌにまかれることもしばしば。また、男性には強気だが女性には弱い一面もある。ジャネットという美人の妹がいる。
ゲペルニッチ配下の指揮官で、巨人のような形状を持った生体兵器のエビルを器とするプロトデビルン。バロータ軍の査察と臨検艦の艦長でもある。ゲペルニッチとほぼ同じ頃に意識だけが覚醒し、統合軍の調査船団に所属する陸戦部隊のオートルマウアーに憑依した。非常に好戦的な性格で、本能の赴くままに戦いに身を投じることを好む。また、シビルのことを愛している。
少女の姿をした生体兵器のエビルを器とするプロトデビルン。バロータ星で休眠状態だったところをギギルの独断で目覚めさせられた。謀報活動用として開発されたために大きさは人間サイズだが、力は大型のプロトデビルンと比べても見劣りしない。また、他の生命体に乗り移り、思うままに操ることができる。バサラの歌を聴くと、身をよじらせて快感に震えるような反応を示す。
怪物のような大きな生体兵器のエビルを器とするプロトデビルン。ガビルとグラビルが分離する前の本来の姿。互いの長所を併せ、パワーやスピード、知性を兼ねそなえていて、衛星サイズの天体を破壊してしまうほどの力を持つ。互いの長所を合わせているが、スピリチアの消耗が激しいため、普段は2体に分離しており、ガビルたちはガビグラになることを「究極の手段」としている。
鳥類のような翼を持ち、全身を羽毛に覆われているプロトデビルン。ガビグラの分離形態の1体で、グラビルと合体してガビグラに戻ることができる。1人でに目覚めたグラビルの暴走を阻止するため、ゲペルニッチによって覚醒させられた。極めて高い知能を持っており、シビルと同様、人に乗り移ることができる。また独特な美的センスの持ち主で、語尾に「美」をつけるのが口癖。
巨大な怪物の姿をしたプロトデビルン。ガビグラの分離形態の1体で、ガビルと合体してガビグラに戻ることができる。アニマスピリチアの影響で1人でに覚醒した。強大な戦闘能力を誇るが、知能は皆無に等しくガビルの司令がなければ秩序だった行動は取れない。スピリチアの吸収、放出によって体の大きさが変化する。また、通常の物理攻撃ではほとんどダメージを受けない。
“ファイアーボンバー”の行くところに必ず現れるという熱狂的なファンである少女。バンドがブレイクする前から追いかけ続けていて、“ファイアーボンバー”が近くにいない時は、屋外でラジカセを使って曲を流すほどの熱狂ぶりである。いつもバサラに花束を渡そうとするが、タイミングが悪く失敗ばかり。生年月日や出身地などのプロフィールは、すべて謎に包まれている。