大正から昭和初期にかけて、200人以上の芸妓を抱えていた陽暉楼。12歳で売られてきた当代一の芸妓・桃若とその父親であり、女衒稼業に生きる太田勝造(緒形拳)の父娘をめぐり、女将・お袖(倍賞美津子)と様々な運命を背負った芸妓たち、そこへ群れ集うお客といったように華麗で、衝撃的な涙の愛憎劇が繰り広げられていく。
西日本一を誇る土佐の高知随一の遊興、社交の場、陽暉楼が舞台。陽暉楼に12歳の少女の時、売られてきた当代随一の芸者・桃若とその父で女衒稼業に生きる勝造との赤裸々な人生、そこでくり広げられる様々な人間模様を描く。宮尾登美子の同名小説の映画化で、『鬼龍院花子の生涯』に続く、五社英雄の宮尾文学の映画化第2弾。
1983年/日本/144分 配給:東映
監督:五社英雄 脚本:高田宏治 原作:宮尾登美子
主演:緒形拳、池上季美子、浅野温子、倍賞美津子、二宮さよ子、熊谷真美、仙道敦子、佳那晃子