新たに桜庭館の住人になったティナのもとへ、突然妙子が荷物を持って訪ねてきた。住み込みで働いていたハウスキーパーのバイトをクビになってしまったのだ。
「だから私…、住むところがなくなっちゃったんですぅー!!」
顔をおおって泣く妙子。
「ティナ先輩が『何かあったら、いつでも相談にのっちゃる』って言ってくれたのを思い出して…。」
妙子は夜遅くティナのもとへとやってきたのだった。
「ここで働けばよかよ。」
桜庭館で住み込みのハウスキーパーとして働けばいいと言うティナに、葵も同意する。…が、しかし桜庭館でのすべての決定権は雅にあるのだ。結局、“丸一日技能試験を行い、それに合格したら”という条件付きで、雅は妙子を雇うのだった。しかし、ドジな妙子は失敗ばかり…。ついには、桜庭家ゆかりの壺まで割ってしまう。怒った雅はこう告げるのだった。
「もう、結構ですっ! …妙子さん…、あなたは、クビですっ!!」
果たして妙子の運命は…?