誘拐されたまま消息を絶ったアリス少尉。オレルドとオーランドは、拉致に使用された馬車を手がかりに、セシルたち犯人の身元を徐々に割り出しつつあった。その頃、新聞記者ドルトンは陸情3課を再訪し、対戦車銃「ドアノッカー」の存在から零距離射撃を行う兵士、オーランドの来歴を探りにかかる。軍事機密を追う者の身には危険が及ぶ……忠告するハンクス大尉に、ドルトンはなおも食い下がろうとする。だが、その時、失踪していたアリスが帰還。彼女はドルトンの退散した後、誘拐時に得た「不可視の9番」についての情報を語り始めるのだった。