地下水道の難民たちに常習性薬物「ヒンメル」をばらまき続ける水道管理局の長ミヨン。さらに、その背後には「銀の車輪結社」の暗躍があった。強圧的な組織の態度にいら立ちをつのらせたミヨンは、結社の使者を銃で威嚇するが、逆にその底知れぬ力を思い知らされてしまう。折しも、薬物取引の現場を押さえに地下水道へやってきたアリスたち。だが、陸情1課の実動第1小隊「クレイモア・ワン」が先んじて装甲車で突入、武装した水道局員、火焔放射兵ハンスと激しい闘いを繰り広げている。「クレイモア・ワン」は作戦執行中に介入してきた陸情3課さえ敵視し、友軍でありながら両者に一触即発の緊張がみなぎるのだった。