死闘は決着した。しかし、舞踏会場に踏み込んだ一団の中には、パウロ侯爵を討つという当初の目的が果たせず、怒りの矛先をアリスに向けようとする者もいた。疲労の極に達しながら、やむなく彼らと闘う姿勢に入るアリス。その衝突を制止したのは、他でもない、混乱の元凶パウロ侯爵自身であった。本来の決闘を行おうと主張する侯爵は、疲弊したアリスに代理を立てることを認める。アリスが指名したのは、反乱の主導者カール。ここに貴族と平民の決闘が始まった。貧困から我が子を失ったカールはパウロを蹴り倒し、怨みの銃口を彼に向けるが…!?