ドルドレイの要塞は、ここの攻略が戦いの行方を決めるといわれる、重要な拠点となっていた。だが、守備を務めるチューダー最強の紫犀聖騎士団によってミッドランド軍は苦戦を強いられていた。すっかり及び腰になっている他の将軍たちを尻目に、自信たっぷりに名乗りをあげたグリフィスだが、キャスカは敵がゲノンであることを知り心配する。それはドルドレイの総督ゲノンが、かつてグリフィスが金のために取り入った、その人であったからである。ゲノンはグリフィスの噂を聞き、将軍ボスコーンにその生け捕りを命じる。ボスコーンは渋々その命令を聞きいれるが…。