大阪の北西会で若頭補佐の地位に就く役座一路は、会長の指令によって東京に進出を果たす。北西会と関東連合会飯倉組との抗争はしだいに激化するが、そんな矢先、役座はひょんなことから女子大生・真夏と出会い、彼女に心を奪われてしまう。しかし真夏への思いを募らせながらも、役座は関東VS関西の抗争に身を捧げる。ついに双方、死者が出てしまうほど抗争は、し烈を極めていくのだった。
家田荘子のベストセラー小説「惚れたらあかん」の映画化。『ドンを撃った男』の和泉聖治監督が的場浩二を主演に迎え、ヤクザの激しさと切なさを骨太に演出し、ヤクザ映画の新しい方向性を導いた任侠ドラマ。関東VS関西の抗争の中、“極道の道理”を貫こうとする男・役座の生き様と、女子大生・真夏との禁じられた愛を描く。
2000年/日本/97分
監督:和泉聖治 脚本:友松直之 原作:家田荘子
キャスト:的場浩司、大河内奈々子、池上季実子、峰岸徹