路地裏に響く銃声。倒れる記者。仮面の少女と対峙する少年。恐怖や飢えを押し殺し、身を隠した廃墟のビル。目の前に現れる銃口。そして叩きつけられる銃把。アインに起こされ目覚めるツヴァイ。夢…? しかし夢にしてはリアル過ぎる…。見た事も無い景色、会った事も無い人、これは彼の封印された記憶なのだろうか…。クロウディアは日本のヤクザ・梧桐組に貸しを作るため、梧桐組若頭・梧桐大輔と2億ドル相当のコカインの奪取計画を進めていた。奪取したコカインはそのまま譲渡する条件で共犯関係は成った。アインとツヴァイは、サイス・マスターから襲撃の援護を命じられる。だが2人には、襲撃班が梧桐組だとは知らされない…。サイス独自の目論みがあるのか…。それともクロウディアの指示なのか…。