エレンの幻影に悩まされながらも、玲二はかろうじてワイズメルの懐刀ランディ・ウェーバーによる梧桐の狙撃を阻止する事ができた。脅威は排除した…梧桐を狙う者はもう居ないはずだった…。しかし…安堵した玲二の耳に、聞こえるはずの無い2発目の銃声が轟く…。会議室のガラスに穿たれる弾痕。突然の銃撃を裏切りと解した梧桐はまたも激昂する。一触即発の空気となった。首謀者ワイズメル、彼こそが全ての陰謀の黒幕だと梧桐とマグワイヤに静かに告げるクロウディア。彼女の示したインフェルノ流の“落とし前”により、事態は収束したかに見えた…。だが、玲二の疑念は、消えはしなかった…。誰にも当たらなかった疑惑の銃弾…。一体誰が…? 玲二の脳裏で再びエレンの幻影が踊る…。