インフェルノの取引を潰した犯人を調査する過程でキャルという少女に出会った玲二。だが、インフェルノ上層部は犯人の手掛かりを知るキャルを尋問にかけようとした。彼女を守るため、玲二は彼女を助手として訓練していると組織を欺くことに…。キャルとの生活のなかで、彼女の無邪気さに触れ玲二は次第に、異常な世界から人間らしさを取り戻していく事に気付き始めていた。キャルと一緒ならば過去の自分に戻れるかもしれない…。いつしか二人は互いにかけがえの無い存在となっていた。だが、あの男、サイスが動き出す…。行方をくらまし、クロウディアへの復讐の機会を窺っていたサイス。クロウディア、梧桐組、ワイズメルと三つ巴の疑心暗鬼を煽り立て、それぞれを自滅へと導いた。そして、最後の仕上げとしてクロウディアのこれまでの陰謀をインフェルノの上層部に暴露しようと、サイスが暗躍する。