止まったオルゴールの音色…。静寂が支配する礼拝堂に銃声だけが響く…。玲二は自らドライ(キャル)と決着をつけた…。始まりは、ほんの少しの間違い。絡まった因果の糸をほぐすことはできなかった…。だが、キャルは玲二に出会えてよかったと、彼の腕の中で安堵の笑みを浮かべた…。彼女を悼む時間すら与えられず、玲二の耳に銃声が轟く。白いマスケラと突撃銃で武装した6人の少女たち…サイスの新たなファントムである『ツァーレンシュヴェスタン』が、玲二と江漣に襲いかかる。「俺は……殺す…間違いだらけで、どの約束も果たせなかった俺の人生で、絶対に守りたい約束…キミを笑わせるために…」全てに決着をつけるため、江漣を解放つため、そして、守りたい約束のために…玲二は…殺す…。