田中美純はコモの父・古茂田議員に、政府の作成した「ジアースリポートII」を手渡した。そこには、ジアースの技術を用いて新たな産業を興そうという、驚くべき内容が書かれていた。古茂田は事実を公表できない政府の立場を理解しつつも、国会にて政府のジアースへの対応について追求することを決意する。一方、田中にそのリポートを提供した稲穂会の佐久間会長のもとには、服役を終えたばかりの榊原保という男が舞い戻っていた。再会も束の間、保はある目的のためにウシロとカナの住むマンションを訪ねるが、部屋にはカナしかいない。その頃ウシロはキリエの家に向かっていたのだった。関の話によると、キリエは最近家から出てこなくなったらしい。