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「あの……あの曲、オレに歌わせてくれないかな?」
コユキとサクをサポートメンバーに加えた新生BECKの初ライブは、盛り上がりのないまま終わった。うなだれるコユキだが、竜介の新曲に閃きを感じ、自分に歌わせてくれと申し出る。「FACE」と仮に名づけられたその曲を歌う声は、メンバーにコユキが秘めた限りないポテンシャルを確信させるものだった。リハーサルを重ね、着々と完成度を上げていくBECK。そんなある日、スタジオへ向かうコユキの前にあの力也が立ちはだかった。