周一郎亡き後、久々に西湘へと訪れた文緒。彼女はカルチャースクールの講師として、急遽、この街に招かれたのだ。周一郎の遺産は孫の康隆が全て受け継ぎ、その講座の会場は彼によって寄贈されていた。未だ文緒に思いを寄せる康隆は、周一郎の仏壇に線香をあげるため吉岡邸を訪れた文緒を前に、自分の気持ちをぶつけてしまう。
下半身不随となった夫を献身的に支えながらも、満たされない欲情に翻弄され、官能の世界へと堕ちていく美しき人妻の姿を描いた官能作の続編。夫を亡くし未亡人となった文緒と、ふたりの男の愛欲渦巻く三角関係を描く。ヒロインを務める喜多嶋舞の物憂げな表情と、その肉感溢れる美しきボディは前作にも増して大人の色香が漂う。
2006年/日本/72分
監督:北川篤也 脚本:中野太
キャスト:喜多嶋舞、芦田昌太郎、橘実里、谷川裕江、小林宏史