17歳の夏、渡した壺を持つ手が触れ合い、雄介に恋した朋代。そんな朋代の気持ちを知らない雄介は、のちに朋代の妹・愁子と結婚してしまう。しかし、愁子は乳がんを患い、若くしてこの世を去ってしまう。雄介は妻の遺言通り、愁子の遺骨から美しい壺を作り、いつもそばに置いていた。そんな雄介の支えになりたい朋代だったが…。
『失楽園』『愛の流刑地』といった、傑出した恋愛小説の名手・渡辺淳一による同名小説を原作にした官能作。妹の夫となった男を愛し続ける女の、20年越しの切ない片思いを描く。本作が初主演となる小島可奈子がヌードを披露し、過激なベッドシーンにも挑戦する。共演はいしだ壱成、佐藤藍子。監督は“ピンク四天王”の瀬々敬久。
2007年/日本/110分
監督:瀬々敬久 原作:渡辺淳一 脚本:佐藤有記
キャスト:小島可奈子、いしだ壱成、佐藤藍子、菅田俊