東京・赤坂にて自動車窃盗が出没する。黒のセダンが盗まれ、持ち主の外国紳士が射殺されたのだ。警視庁の捜査本部は、二手に分かれ、犯人が乗り捨てた車の検証と殺された外国人の婚約者の訊問を進めていく。長田部長刑事の訊問から犯人が撃ったのは消音拳銃であり、車から持ち出されたものが8ミリカメラであることが判明する。
当時、現職の警視庁鑑識課員でもあった脚本家の長谷川公之が、豊富な経験と資料を基に、難事件に挑む警視庁機動捜査陣の姿をドキュメンタリー調のリアリズムで描き出す。シリーズ第4弾は、白昼、大胆にも自動車強盗を働く一団が使用する消音銃の犯行を追う捜査一課の追及が、大阪においてその事件の糸口を見出し手繰っていく…。
1957年/日本/51分
監督:関川秀雄 脚本:長谷川公之
キャスト:堀雄二、南原伸二、永田靖、神田隆、須藤健