時は2006年、13歳でデビューして以来天才少女作家と呼ばれていた菫川ねねねは自作のサイン会のため香港にいた。ガイドとして雇われた3姉妹アニタ、マギー、ミシェールは、そこでねねねを狙った事件に遭遇する。ねねねの大ファンであるミシェールとマギーはボディガードを志願するが…。
現代より少し未来。偉人軍団による“人類淘汰作戦”の事件から数年後。香港のとある街に1軒の探偵事務所があった。その名も「3姉妹探偵社」。そこにいる3人の美人(?)姉妹は、本にまつわる事件の解決のため、日夜活動していた。彼女たちの名はアニタ、マギー、そしてミシェール。無類の本好きである長女ミシェール、次女マギーのみならず、大の本嫌いの末妹アニタまで、実は「紙使い」の特殊能力を持っていた。そんな能力を使ったり使わなかったりして依頼を次々にこなす彼女たちに舞い込んできた事件とは…?