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昭和50年12月、シーズンを最下位で終えた長島茂雄は、一人山奥で自主トレーニングを行っていた。「どん底のジャイアンツに必要なものは何か、私にはやっと見えてきたぞ」。その答えを見いだした長島。その頃、飛雄馬はデッドボールの多い投球の矯正練習に明け暮れていた。ノーコン投球がなかなか直らない飛雄馬。その前に現れたのは、かつてのライバル花形満だった。彼はバッターボックスに立ち、飛雄馬の球筋を見極めようとしていく。同じ頃長島茂雄は、球団上層部に対し、来年の長島巨人軍の意外な構想を語り始めた…。
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