数年前、目を負傷したせいで国家警察を辞めることになったマルコー。恋人で出版社に勤めるパトリツィアは、これを期にマルコーに危険と隣合わせの職から退いて欲しいと願っていた。しかし2人の関係はマルコーが公社に入った頃から、次第に距離ができていた…。2人が別れ数年経った現在、パトリツィアは知り合いのレオナルドに「公社の秘密を一緒に暴かないか」と誘われる。マルコーのことを忘れられずにいるパトリツィアは、レオナルドと一緒に調べて回ることに。一方マルコーは、薬の副作用で記憶が失われていく義体のアンジェリカにやり切れなさを感じ、気持ちとは裏腹にアンジェリカに冷たくあたっていた。ある日、五共和国派のテロリストを誘い出した現場で、偶然にもマルコーとパトリツィアは再会を果たす。