竜旺学院との試合の前日。光、吾妻、赤石、千田、中西とそれぞれが試合に備えて気持ちを高めていた。そして、ベンチに入れない青葉は、応援の準備をするのだった。試合当日。有楽町では、志堂理沙が出演した映画の舞台挨拶が行われていた。挨拶もそこそこに、携帯のワンセグで試合を見る理沙…。後攻の竜旺学院は、マウンドにはエースの松島、ファーストは4番・志摩野。三島の名前がスターティングメンバーに無いことを知った光と東は、チャンスを見出していた。松島の落ち着いた投球に3者凡退の星秀。そして、マウントには光。初球から豪速球が決まり、3者3振で竜旺学院の攻撃を終わらせる。どよめくスタンドをよそに、さも当然の表情で観ている青葉。2回表の星秀の攻撃は、4番・東から。東は、あっさりとホームランを放ち、星秀が先制する。その裏、光は打席に4番・志摩野を迎える…。