地区大会2回戦。対戦相手の青武館中は、クリーンナップの3人がシニアリーグの試合をかけ持ちしていて、三船東との試合に遅れてやってくる。楽勝と思っていた試合が、4回2アウトまでパーフェクトに抑えられていることに驚く3人。その3人も、吾郎に完全に抑えられてしまう。吾郎は、1週間でキレのある速球を仕上げていたのだ。青武館の3人を見に来た海堂高校のスカウト・大貫は、吾郎の投球にほれ込む。海堂の特待生に選びたいと告げるが、吾郎は「強豪校に入ると、一流の選手と戦えない」とあっさり断る。あきらめきれない大貫は、吾郎が寿也をライバル視していることを知り、ある策略を思いつく。