アナトレー軍港への入港を拒否されたシルヴァーナは、修理と補給のために、巨大カジノを併せ持つ民間の浮きドックに進路を向けた。そこでラヴィの前に現れたのは、先のミナギス海戦での仕事の時に、自分達を助けてくれた銃兵、モラン・シェトランドだった。モランはミナギス海戦で負傷したために、旗艦クラウ・ソラスを降ろされてしまい、次の乗艦を探していた。浮きドックには同じマドセイン艦隊所属の戦艦・ゴライアスも寄港していたが、実はゴライアスは、“逆走のゴライアス”と呼ばれる、マドセイン艦隊の中でもクセのある連中ばかりが集まった艦だった。