「侵略しなイカ?」
海水浴客で賑わう海の家れもんを切り盛りする相沢姉妹。そんな忙しない最中、次女の栄子の前に奇妙な格好の少女が現れる。三角帽子にウネウネした水色の髪の毛、真っ白なワンピース。自らをイカ娘と名乗る少女は人類を侵略するためにやってきた海の使者だという。現実感の無い言葉に取り合おうとしない栄子だったが、その態度がイカ娘の逆鱗に触れて!
「同胞じゃなイカ?」
海の家れもんでアルバイトをするはめになったイカ娘。こき使われ意気消沈していると、背後から忍び寄る影が。その影から逃げること適わず、触手を捕まれてしまうイカ娘。振り返ると、そこには好奇心に目を輝かせた少年の姿が…。
「最強じゃなイカ?」
雨降りで閑散としているれもん。肌寒さにくしゃみをしたイカ娘の口から、真っ黒な液体が長女の千鶴を襲う。その物体を千鶴が舐めると…旨み成分満点のイカ墨だった。人間がイカ墨をスパゲティにからめて食べることを知ったイカ娘は…。