【あらすじ】
白系ロシア人で、今はイギリス人技師クリフォード(彩吹真央)の妻となっているオリガ(ふづき美世)は、サハラ砂漠で遭難した夫を探すため、砂漠の入口の街マラケシュにやってきた。
立ち往生している彼女を救ったのは、フランス人でホテル・クーペに滞在しているリュドヴィーク(春野寿美礼)だった。惹かれあう2人。
一方、リュドヴィークの仕事仲間のレオン(樹里咲穂)は、マラケシュに滞在する白人たちから金を巻き上げる計画を立てる。
そこへ、パリからリュドヴィークの昔の恋人で、レビュー人気スターのイヴェット(遠野あすか)がやってきた。そして、そのイヴェットをつけ回すドイツ人ギュンター(蘭寿とむ)。パリの因縁がマラケシュで動き出す…。
1920年代初頭、第一次世界大戦後の世情を背景に、フランス植民地だったモロッコの内陸の都市・マラケシュを舞台に展開する大人の恋の物語。
【公演情報】
’05年/花組/東京宝塚劇場/キャスト:春野寿美礼、ふづき美世、彩吹真央/樹里咲穂 ほか