【あらすじ】
18世紀フランス。王家を守る軍人の家系、ジャルジェ家に産まれたオスカル(朝海ひかる)は幼いころから男子として育てられ、王宮を警護する近衛士官となっていた。オスカルの乳母の孫アンドレ(瀬奈じゅん)は、オスカルと兄弟のように育ち、彼女を密かに慕っていた。
フランスの状況は不安定を極め、人民の間には不満が渦巻いていた。それを知ったオスカルは、人民を守る衛兵隊に転属を願い出る。そんなオスカルを見守るアンドレと、オスカルを慕う小間使いのロザリー(舞風りら)、さらに求婚者のジェローデル(貴城けい)。そして、運命を共にするアラン(水夏希)ら衛兵隊員たち。フランスは革命に向かい、彼らはその渦に巻き込まれていく…。
1974年の初演以来、再演を重ね、様々なバージョンの「ベルサイユのばら」の舞台が創り出されてきましたが、この公演ではオスカルの運命を中心に、新たな試みや演出を加え再構築。アンドレ役を役替わりで上演し、話題を呼びました。
今回は、月組(当時)の瀬奈じゅんが特別出演したバージョンをお届けします。
【公演情報】
’06年/雪組/宝塚大劇場/キャスト:朝海ひかる、舞風りら、貴城けい、水夏希/瀬奈じゅん ほか