昭和27年、東京。巷では美少女連続殺人事件の話題でもちきりだった。その頃、引退した元女優・陽子の娘も姿を消し、探偵の榎木津は彼女の行方を追っていた。一方、作家の関口と記者の敦子は、不幸をハコに封じ込める教団の真相を暴くべく調査に奔走していた。それらの事件を解決すべく、彼らは古書店「京極堂」の店主・中禅寺の元へ集まってくる。
『百鬼夜行』シリーズといった、日本に伝承される妖怪や怪談噺に、現代的解釈を加えた作風で根強い人気を誇るミステリー作家・京極夏彦。その稀代の作家による500万部超えのベストセラー・シリーズを、『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が、堤真一、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、黒木瞳ら豪華スター競演で映画した怪奇ミステリー。憑物落としの「京極堂」店主が、3つの事件にかかわるハコの謎に挑む。
2007年/日本/133分
監督・脚本:原田眞人 原作:京極夏彦
キャスト:堤真一、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、黒木瞳