元禄4年、江戸に大火しきり、ために人心とみに乱れ、様々な流言飛言が飛び交っていた。そんな下町の一膳飯屋にいるのは、素性を隠し、大火の原因を探りに来ていた水戸黄門(月形龍之介)、助三郎、格之進の一行だった。飯屋で知り合った浪人・井戸甚左衛門が自分の長屋へと案内すると、そこには甚左衛門の友人お村尾が殺されていた。
御存じ東映名物黄門様が、助さん、格さんを従えて、幕僚、公卿、悪徳商人が入り乱れる大事件を無事収めるといったオールスター時代劇。今回は連続放火事件の謎を追って風雲急を告げる大江戸に姿を現わしました。天下の副将軍である黄門様を、中村錦之助演じる活きのいい江戸っ子四郎吉がハリ倒ししてしまうシーンは必見!
1965年/日本/95分 配給:東映
監督:松田定次 脚本:小国英雄 原作:
キャスト:月形龍之介、中村錦之助、大川橋蔵、市川右太衛門