事件など何も起こりそうもない田舎町の松ケ根。ここで警察官をしている光太郎は、いたって退屈なこの町にウンザリ気味だった。そんな折、町でひき逃げ事件が発生する。事件の捜査にあたる光太郎は、被害者の検死に立ち会うのだが、いきなり被害者の女が蘇生する。この奇妙な出来事をきっかけに、平穏な町に不穏な波風が立ち始めるのだが…。
『リンダ リンダ リンダ』『マイ・バック・ページ』などで知られる気鋭の映画監督・山下敦弘が、『BOX 袴田事件 命とは』の若手実力派俳優・新井浩文を主演に迎えて贈るダーク・コメディ。とある田舎町で起こったひき逃げ事件をきっかけに、退屈な日常に波風が立ち始めた人々が繰り広げる狂騒をシニカルに描く。共演は山中崇、木村祐一。
2006年/日本/112分
監督・脚本:山下敦弘 脚本:向井康介
キャスト:新井浩文、山中崇、川越美和、木村祐一、三浦友和