愛媛県の奥道後温泉近く、伊予和田駅に勤務する山川彦一、30歳・独身。母親とふたり暮らしの彦一は、過去に3回も助役試験を受けるがいまだ旅客係のまま。そんなある日、彦一は汽車に乗ってやって来た迷子の面倒を見ることになる。そして方々を駆け回った末、母親の小百合を探し出した彦一だが、未亡人である小百合にひと目ぼれしてしまう。
稀代の喜劇役者にして名優・渥美清が、おかしな車掌や旅客係にふんする人情喜劇“列車”シリーズ第2弾。赤字に悩む四国のローカルな一小駅を舞台に、落ちこぼれ旅客係や、さまざまな事情を抱えた乗客たちが織り成す、悲喜こもごもの人生模様を描く。由利徹、小沢昭一、ミヤコ蝶々、笠智衆ら名優たちが、丁々発止の掛け合いをみせる!
1967年/日本/91分
監督:瀬川昌治 脚本:舟橋和郎
キャスト:渥美清、佐久間良子、由利徹、河野秋武、笠智衆