シャナは新たな力に慣れ始めていた。アラストールの力をシャナがイメージすることで具現化する炎の翼と炎の大太刀。その鍛錬のためにシャナは悠二の力を必要とし、悠二はシャナに必要とされることで自信を得ていた。以前とは違う間柄へ変わりつつある二人。だが、アラストールはそこにひとつの問題を見出していた。シャナに対する悠二の有り様をどこまで許容するか。そして、シャナに優しく接する悠二の母・千草の存在。このままでは、優秀なフレイムヘイズとしての教えしか受けてこなかったシャナが変わってしまう…。満を持したアラストールは、千草との直接対決を決意する。