19世紀末。ロシアとの開戦論が急速に高まる中、ロシアの恐ろしさを熟知する伊藤博文(森繁久弥)は戦争回避を主張。そんな頃、開戦論に興奮した民衆が、戦争に反対する佐知(夏目雅子)を襲う。予想もつかないような混乱が日本各地で起こる中、ついに日露戦争が勃発、第三軍の司令官に乃木(仲代達矢)が任命される。
総制作費15億円をかけ、3年という年月を経て完成した日本映画史に残る戦争スペクタクル。日露戦争勝敗の分け目となった“二百三高地”。その地での激しい攻防戦、怒とうの人間模様を仲代達矢、あおい輝彦、夏目雅子といった当時のオールキャストで映画化、リアルな描写と鮮烈な映像で大ヒットを記録した。
1980年/日本/181分 配給:東映
監督:舛田利雄 脚本:笠原和夫
キャスト:仲代達矢、森繁久弥、三船敏郎、あおい輝彦、天地茂、愛川欽也、夏目雅子、松尾嘉代