『ヴァイブレーター』『軽蔑』の廣木隆一が、自身の作品で助監督を務めていた宮城仙雅と共に共同監督を務めた青春ドラマ。『血と骨』の柏原収史が複雑な想いを抱える青年にふんし、「クレア」という曲に関わった若者たちの青春が美しい映像で描かれる。たった一枚のCDを発表し、姿を消した幻のバンド。彼らが残した曲「クレア」を、一也はあるFMラジオの番組にリクエストし続けていた。それは、自分が慕うバンドマン、ヨージの想いを代弁するための行為だった。しかしその番組で「クレア」がかかることはなかった。
1999年/日本/50分
監督:宮城仙雅、廣木隆一
キャスト:柏原収史、嶋田博子、手塚とおる、川村千里