昔、巫女一族により封印された変化妖怪・狸又の幻十丸。その封印が、まちのちょっとしたミスで解かれてしまった。幻十丸はイタズラ好きで、自分の姿を思い通りに変えたり、物体をすりかえたりして悪さをするという。村に被害が出ないうちに捕らえ、封印し直そうとするまちだったが、幻十丸は自分を封印した巫女の子孫である彼女に復讐しようと、あらゆる変化術でまちをかきまわす。そんな幻十丸に歯が立たず、すっかり翻弄されてしまった彼女だったが、巫女としての意地がある。まちは幻十丸の最初の被害者、行人とすずに協力を依頼し、一刻も早く捕まえようと意気込むのだった。