島でそれぞれの仕事をしている少女たちが一堂に会する場、それが寺子屋である。ちかげ、しのぶ、まちたちが教師となり、読み書きそろばんなど基本を教えるというもの。行人も、教師の一人として算数を教えている。しかし、すずは勉強が大嫌いなため寺子屋に行きたがらず、登校日の朝から行方をくらませたり、いざ登校させてもすぐ抜け出したりしている。そんな彼女の学習態度に、行人は困り果てているのだった。そこで、ちかげが一つの作戦を立案。島の各所を封鎖し、すずを寺子屋へ誘導するというのだ。行人は最初、嫌がるすずを無理やり連れてこさせるようなその作戦に気乗りしなかったが、勉強の楽しさを教えるべく協力することに。