【あらすじ】
1886年のパリ。万国博覧会を数年後に控えたある日、ホテル・ド・サンミッシェルに特別な客がやってきた。20年ほど前、前回のパリ万博を成功に導いた人物の遺児と称するアルマンド(瀬奈じゅん)と弟分のジョルジュ(大空祐飛)だが、実は彼らは詐欺師で、万博をネタにひと儲けしようとしていた。そこに「世界一高い鉄塔」を夢みる青年ギスターブ・エッフェル(霧矢大夢)が現れ、彼らはこれを口実に金を集め、持ち逃げしようと企む。ところが花売り娘のミミ(彩乃かなみ)をはじめ、ホテルの女主人エレノール(出雲綾)、上院議員レオニード(未沙のえる)、陸軍将軍ドミニック(嘉月絵理)らが、計画に熱中して後押し。アルマンドとジョルジュのもくろみは、思わぬ方向に転がっていく…。
菊田一夫の名作「花咲く港」をモチーフにした明るく楽しいミュージカル作品。
’07年/月組/宝塚大劇場/キャスト:瀬奈じゅん、彩乃かなみ、霧矢大夢、大空祐飛 ほか