父とふたり暮らしの女子高生・遠山ユカには、心に秘めた恋人がいた。それは従姉妹である理恵子の夫で、大学講師の井上だった。まだユカが9歳の頃、理恵子と共に家を訪ねてきた井上にひと目惚れしてしまったのだ。16歳になるまで叶わぬ恋を守り通してきたユカだったが、偶然にも井上夫婦が近くに引っ越してくることになり、ユカの心の中にある欲望が再燃する。
同型のDVカメラによる撮影、同一予算、エンターテインメント作品という互角の条件の下に、日本映画界を代表する監督(番長)と気鋭の新人(刺客)たちが力と技を競い合う企画「映画番長」。その第2弾となる“エロス番長”シリーズに、これまで230本を超える作品を量産したピンク映画界の巨匠・渡辺護が参戦。少女の頃の初恋が再燃した、女子高生がたどる背徳の愛の行方を描く。
2004年/日本/88分
監督:渡辺護 脚本:井川耕一郎
キャスト:小田切理紗、田谷淳、見瑶子、下元史朗、黒川紗良