2005年8月、医大に通う大学2年生のコータは、友人の芝山や矢野とそれなりに楽しい日常を過ごしていたが、何か物足りなく感じていた。そんなある日、ふと立ち寄った郵便局で海外支援案内のパンフレットに目がとまる。「子どもたちに屋根のある学校を。あなたの150万の寄付で、屋根がある学校が建ちます」。そのパンフレットを手に取った瞬間、コータの明日は変わった。
当時、医大に通う現役大学生だった葉田甲太が書いたノンフィクション小説を、深作健太監督が、向井理、松坂桃李、柄本佑ら気鋭の若手俳優競演で映画化した青春ドラマ。毎日をダラダラ過ごしていた大学生が、カンボジアに学校を建てる募金活動を始めたことで、社会の問題に直面していく。内戦の傷跡が残るカンボジアへの旅を通して、自分自身と世界を見つめ直す若者たちの姿を瑞々しく描く。
2011年/日本/125分
監督:深作健太 原作:葉田甲太
キャスト:向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨、黒川芽以、江口のり