竜宮島の北方350キロに、アーカディアン計画の一端と思われる人工島が発見された。狩谷の指揮の下、一騎と甲洋、真矢、歴戦の特殊部隊員・溝口恭介たちが探索に向う。一見、無人の島を捜索する一同。一騎と、彼にわだかまりを抱き続けている甲洋の間にはギクシャクした空気が流れ、真矢は慣れない救護活動に大わらわ。その影で狩谷とその腹心の特殊部隊員たちは、竜宮島の史彦らに気付かれぬよう、地下施設の中枢部からこの島のデータを持ち帰ろうとしていた。ところが、彼らの一人が岩戸の奥で眠っていた少年=人間型のフェストムを目覚めさせてしまう。たちまち少年に同化され、消滅する特殊部隊員。いたる所から小型のグレンデル型が上陸部隊に襲いかかり、山が崩れて巨大なアルヘンテノス型が姿を現す。仲間を守ることに執着する甲洋。そして混乱のなか、地下施設内に取り残されてしまう真矢。その頃地上では、自分たちがフェストムの罠にはめられたのを悟った狩谷が、フェンリルを放って島ごと全てを消し去ろうと動き始めていた。