甲洋に続き一騎を失った竜宮島では、新たにマークアハト、マークヒュンフのパイロットを選出することになった。搭乗が決まった剣司はこれでナンパのネタになると喜び、衛は予てから準備しておいたゴウバインのヘルメットが使えるとほくそ笑む。その頃、一騎と狩谷は、各々別の船室に監禁され、新国連軍の本拠地であるモルドヴァに連行されていた。2人を看視しているのは、見かけは幼いながらも冷徹な少女、カノン・メンフィス。一方、竜宮島では新たなスフィンクス型の襲撃を受け、咲良とこれが初実戦となる剣司と衛の出撃の刻が近づいていた。敵の姿からその戦法を予測した史彦だが、衛のマークヒュンフに防御重視のイージス装備を命じると、敢えて戦闘指揮の主権を総士に預ける。3機のファフナーを搭載した輸送機がヴェル・シールドを出た途端、まだ射程外と思われた敵からの光条が、その機体を貫いた! 辛くも脱出に成功した3人。予想外の敵への対抗策を考慮する総士に、衛が提案したとてつもない戦法、それは彼の敬愛するゴウバインになぞらえた、必殺のコンビネーション攻撃だった。