里帰りもそこそこに、臨時招集を受けステルヴィアへ呼び戻された志麻と光太。2人の乗るフジヤマにはビッグ4の3人、そして地球政府の高級官僚たちの姿も。ウルティマの周辺に未確認飛行体が頻出し、ファウンデーション間に緊張が高まりつつあったのだ。グレートミッションを完遂させた後、太陽系の主導権を巡る惑星圏同士の駆け引きに、否応無しに巻き込まれていくステルヴィア。織原たちと政府首脳の会議の席上では、地球圏の最前線として反動分子や他惑星圏に睨みを効かせるため、ステルヴィアの保安部の強化…延いては宇宙郡の創設案まで飛び出した。生徒たちに人殺しをさせるのか? というレイラ。セカンドウェーブが過ぎ去り訪れた平和もつかの間、教師や予科生たちの間に新たなる嵐の予感、そして未来への不透明感が広がっていく…。