紆余曲折はあったが、ようやく6年生チームと5年生チーム揃っての練習が始まった。前途は多難だが、これで公式戦へ参加も出来る。その矢先、彗心女バスの全国地区予選への出場が決まった。初戦の相手は、あの怜那もいる因縁浅からぬ硯谷女学園だ。気合い充分で一層の練習に励むが、5年生チームは気負い過ぎて調子が出ない。また夏陽から怜那の話を聞いた昴は、その実力の高さに驚く。智花たちは空回りする後輩5人に、練習試合を通して、大事なことは勝ち負け以上にみんなで一緒にバスケを楽しむことだと伝える。その結果10人の気持ちは一つになった。いよいよ硯谷との公式戦の日がやって来た。第1クォーターは6年生チーム同士の対決だ!