連日のごとく発生した、タクシー運転手強盗殺人事件。その犯人捜しに、警視庁捜査陣はやっきになっていた。そんなある日、偶然にもパトカーとの衝突を避けようと立木にぶつかったタクシーのトランクから、運転手の死体が発見された。その車から逃げ出す3人の男のうち、ふたりを逮捕。残るひとりの犯人のモンタージュ写真が作られ、前科五犯の男が捜査線上に浮かび上がる。
当時、現職の警視庁鑑識課員でもあった脚本家の長谷川公之が、豊富な経験と資料を基に、難事件に挑む警視庁機動捜査陣の姿を、ドキュメンタリー調のリアリズムで描き出す刑事サスペンス。シリーズ第8弾は、連続タクシー運転手強盗殺人事件の真犯人を暴くべく、捜査第一課が、血と汗と泥にまみれた活躍をみせる。堀雄二、大村文武、田中春男、三井弘次ら競演。
1958年/日本/61分
監督:村山新治 脚本:長谷川公之
キャスト:堀雄二、大村文武、田中春男、三井弘次、神田隆、花澤徳衛